ピンクピルボックスは西オアフの絶景スポット

真っ青な西オアフの海に映えるピンクの箱

オアフ島の西部、ディズニーアウラニホテルがあるコオリナを過ぎて、さらに西へと海岸線沿いを進んでいくと、一段と海に近い断崖が見えてきます。そのてっぺんにあるのが「ピンクピルボックス」こと、マイリピルボックスです。

ピルボックスとは、戦時中の名残で高台に残っているコンクリート製監視塔などで、眺めがいいことから今ではそこを目指していくハイキングが盛んになっていて、地元のロコや観光客にとても人気です。

ピンクピルボックスの概要

ピンクピルボックスは、正式には「プウオフル・トレイル」（Puʻu O Hulu Trail）の一部で、ピルボックスの先にもハイキングコースが続いていますが、ほとんどの人の目的はこの鮮やかなピンクの建物です。

建物があるてっぺんまでのトレイルは、比較的短いながらも急な上り坂が続きますが、ハイキング初心者でも挑戦可能な難易度ながら、頂上からの眺望が格別です。

ちなみに、トレイル全体の距離は約1.5～2マイル（往復）で、所要時間は1時間半から2時間ほどとの事ですが、自分自身はピンクピルボックスの先は行った事がありません（笑

眺めと魅力

頂上に到達すると、目の前には青く輝く太平洋、西海岸の美しいビーチ、そして背後にそびえる雄大なハワイの山々が広がります。ピルボックス自体はピンクに塗られていて、明るい色が青い空と海の背景によく映え、写真スポットとしても人気です。

ピンクに込められた意味

ピルボックスがピンク色に塗られたのは、乳がん啓発運動への支援を示すためです。ピンクリボン運動などがありますが、その流れだと思います。これは、地元のアーティストやボランティアが協力して、この場所を単なる観光地ではなく、希望と団結の象徴として生まれ変わらせようとしたらしいです。

ハワイ旅行で、ピンクピルボックスに行くたびに新しいメッセージやアートが描かれているので、自分自身でもなんだか行くのが楽しみになっています。

ピンクピルボックス行き方

まず最初に注意点です。

1. トレイル入口付近を含む近隣には駐車場等はないので、路上駐車になります。
2. 路上駐車時は、絶対に車内に荷物を残さないようにしてください。
   ※車上荒らしなどの被害が出ているので、留意しておいてください。
3. 近隣にはトイレなども無いので、事前に済ませておいてください。
4. しっかりした靴を履いて、怪我には十分注意して登ってください。

ナナクリビーチを過ぎた先の山が目的地

コオリナを過ぎて、西に向けて海岸線を車で走っていると発電所が見えてきますが、少ししたらナナクリビーチとその向かい側にあるナナクリの街が広がっていて、街の切れ目の先の海へ突き出ているような断崖の頂上に、目的のピンクピルボックスがあります。

上り口は、山を過ぎた最初の交差点を右折（山側）して300mほどのところになります。

注意点でも書きましたが、駐車場などが無いのでそのまま路上に停めますが、周りには住宅も店舗もなく、ハイキングに来ている他の人たちの車が同じように路駐しているくらいです。

でも、他の車が停まっているからと言って、安心せずにしっかりと防犯対策や行動はしてくださいね。

目印も何もない登り口

車を停めたら、少しわかりにくいかもですが、歩道沿いにあるトレイルの登り口を探してください。石がゴツゴツとしていて、歩きにくいので十分注意しながら登るようにして、時には休憩や水分補給もしっかり行なってください。

上までは、成人の方でだいたい30分から40分といったところでしょうか？

道のりは細くゴツゴツとした石が転がっていたり、木の根っこが貼っていたりと、足元には十分注意しながら登ってください。西オアフの青い海とハワイの荒々しい山肌を見ながらのトレイルですが、途中に木の根っこが露出したちょっとした休憩スポット的な場所もあるので、適度に水分補給もしながらゆっくり登ってください。

ピンクピルボックスまとめ

ピンクピルボックスは、美しい景色だけでなく、地域社会の絆や乳がんサポートのメッセージも含まれていて、ロコだけではなく観光客などの多くの人々に愛される特別な場所です。オアフ島西部の自然と文化を体感できるこのハイキングスポットなので、かなりオススメですよ！

アクセス情報

オアフ島の西側、ワイアナエのマカハ・バレー近くに位置しています。ホノルルから車で約1時間～1時間半ほどの距離です。ワイキキ周辺から日帰りで行くことも可能です。

住所（目安）:
Kaukama Road, Waianae, HI 96792
トレイルの入り口はカウカマ・ロード（Kaukama Road）沿いにあります。