国際線LCCのZIPAIRでハワイへ
今回のレポートは、2024年4月末のゴールデンウィーク期間となり、往路はレギュラーシートを利用して、帰国便となる復路はゆったりと過ごしたかったので、フルフラットシートにしてみました。
ただ、往路の写真がほとんどなかったので、帰りのフルフラットのレポートになりますが、通常では高額なビジネスクラスの料金を払わないと乗れないようなフルフラットシートも格安で利用できるので、機内でリラックスして楽しむ事ができました。
では、予約から実際の搭乗までの内容を順を追ってご紹介しますね。
予約とチケット販売
ZIPAIRの予約は、公式ウェブサイトやモバイルアプリを通じて行うことが主な手段になります。電話やカウンターでの予約対応は基本的にはありません。これによってコストを削減、安価な運賃でハワイに行けるって事ですね。
ハワイへの運賃について
ZIPAIRのハワイ路線は、成田空港からダニエルKイノウエ国際空港となっていますが、その運賃はなんと片道19,800円~!!
実はこれは、”Standard Value”の運賃で、座席はいわゆるエコノミーといった形になっていて、さらに快適な”ZIP Full-Flat Value”でも、なんと片道59,800円~というめっちゃお得にハワイに行けてしまう運賃設定なんです。しかもZIPAIRはあの「燃油サーチャージ」が不要なんです。
実際には、その他の追加サービスや空港使用料及び各種諸税なども加算されますが、それでもかなりリーズナブルな運賃形態といえます。
追加サービスの選択
預ける荷物の追加がある場合や、機内食とか座席指定などのオプションサービスも、必要なサービスのみを選んで事前にウェブまたはアプリで購入できます。必要なサービスのみを選んで支払う「アラカルト」方式が採用されていますが、お得なパッケージもあります。
私は往復ともに、以下のサービスが含まれたパッケージオプションの「 Value」にしました。
- 機内食
- 事前座席指定
- 受託手荷物(お預けの手荷物)1個 ~30KG
- 機内持込手荷物の重量追加 7kgまで
あと、帰りのダニエルKイノウエ国際空港でのラウンジ利用を追加しました。これはHISの”LeaLeaラウンジ”の利用になります。
往路機内食
復路機内食
実際にかかった運賃例
さて、お得に行けるのは分かったけど、実際はどのくらいかかったか気になる方もおられると思いますので、私が2024年4月28日〜5月2日までのハワイ旅行のZIPAIRの運賃をご紹介します。
ただし、いわゆる日本のGWということで繁忙期に当たる事もあって、けっこう皆さん早くに予約され、一番安い運賃で予約ができなかったので、その部分はご了承ください。
GWハワイの運賃 | 東京 → ホノルル | ホノルル → 東京 |
---|---|---|
運賃 | Standard 45,000円 | ZIP Full-Flat 100,443円 |
パッケージ | Value 9,000円 | Value 10,044円 |
→事前座席指定 | ○ | ○ |
→受託手荷物を追加 | 受託手荷物(お預けの手荷物)1個 ~30KG | 受託手荷物(お預けの手荷物)1個 ~30KG |
→機内持込手荷物の重量追加 | 7kgまで | 7kgまで |
→機内食の注文 | スパイシーチキンライス | レモンガーリッククリーム添え |
オプショナルサービス(ラウンジ、アメニティなど) | 未購入 0円 | ホノルル空港有料ラウンジ 5,532円 |
税金(空港税など) | 9,674円 | 4,542円 |
合計 | 63,674円 | 120,561円 |
上記の通り、もっと早く予約もしくは他の期間だと、これよりも断然お得になると思いますが、逆にいうとGWで復路にフルフラットシートを選択、機内食などを含むパッケージを入れてもこの値段だったので、旅行プランを立てる時に予算に合わせた選択肢の一つになると思います。
チェックインと搭乗手続き
チェックインもオンラインまたは自動チェックイン機を通じて行います。空港のカウンターでは、荷物預けなどの対応のみを行っており、すべてをセルフサービスで進める方針です。
自動チャックイン機の操作がわかりにくい場合などは、気にせずカウンターで荷物預けと一緒にやっちゃってください。私もそうでした(笑)
ZIPAIR帰国便搭乗レポート
今回は、往路の搭乗までの様子やスタンダードシートの写真が機内食しかなかったので、帰りの便のフルフラットシート「ZIP Full-Flat」をご紹介します。
便名としては”ZG001”で、なんと朝9:30のフライトなので、最近のハワイ帰国時の3時間前空港着を考えると、ワイキキの空港を早朝6時過ぎには出発しないといけません・・・。頑張って早起きして空港には6:30くらいに到着して、早速チェックインです!
ダニエルKイノウエ国際空港でチェックイン
今回は空港までHISの混載送迎を利用して、チェックインカウンターの前で降ろしてもらいましたが、ZIPAIRのカウンターは、向かって一番左側といった感じ。
朝が早いせいか、他の航空会社のカウンターは人はまばらで、これはセキュリティーチェックも相当早く終わって、時間を持て余すかもって思いました。
荷物を預け終わって、セキュリティーゲートへ向かったら、アメリカのメインランドへ帰る人たちの列がけっこう長くて、思ったよりも時間がかかりました。
こういうのがあって、最近は3時間前に空港に来る事が推奨されているようです。
出発までラウンジでゆったりと過ごせた
セキュリティーを通過して制限エリア内へと来たはいいが、まだフライトまでは2時間以上あったので、事前に予約しておいた有料ラウンジサービスを利用しに、エアサイド中央の中庭1階部分へ移動した。
このダニエルKイノウエ国際空港のZIPAIR有料ラウンジサービスは、HISが運営する「LeaLeaラウンジ」を利用する形になります。
さすがにZIPAIR便以外の他のエアラインを利用するお客さんはまだ空港に来ていないせいか、ラウンジは貸切状態だったので、めっちゃ気楽に過ごせました。
この他に、カップラーメンやマドレーヌ?なども置いてあったので、軽い食事も済ませれそうでした。
出発ゲートへ向かっていよいよ搭乗
出発1時間前になったので、案内掲示板に従って、搭乗する「C1ゲート」へ向かいます。中央の中庭1階のラウンジを出て、再び2階へ上がりターミナル1の方向にずっと進むとC1ゲートのあるブロックへの連絡通路があって、そのそのブロックの最初のゲートになります。
連絡通路を歩いていると、すでにZIPAIRの機体が見えています。
昨年2023年のGWは、このC1のまだ先にあるC4ゲートから全日空ANAのA380フライングホヌで帰国して、なんと”ファーストクラス”に初搭乗したのを思い出しながらゲートへ向かいました!
そして、搭乗の時間が近付いてきました。ZIPAIRは、座席クラスというものが無いので、体の不自由な方やお年寄り、妊婦さんといった方以外は特に搭乗の順番が決まっていないので、全員並んだ順で乗り込みます。
離陸後はオプションの機内食も
搭乗口から機内へ入ると、ドアから後方にはスタンダード席があって、前方には”ZIP Full-Flat”が18席あります。今回、私はオプションで左側の一番前の座席「1A」を事前座席指定していました。
この左側は、ダニエルKイノウエ国際空港から飛び立った時に、ワイキキやダイヤモンドヘッドが見えるので、帰国便ではいつもこっち側をチョイスします。
ZIPAIRの使用機材はボーイング787-8型機、国際線LCCとしては座席が広々していてめっちゃ快適という事ですが、このFull-Flatは、JAL便の”SKY SUITE III”と同等のシートなので、個人の空間がかなりあってよかったです。
しばらくすると、事前に注文していた機内食がお水と一緒に運ばれてきたので、テーブルを出していただきました。
周りを見てみると、機内食を注文している人が思ったよりもいたので自分と同じようにパッケージオプションを選択している人は多いのかもしれません。
でも、ラウンジでもいろいろ食べてしまって、けっこうお腹はいっぱいだったので、ちょっとキツかったですが美味しくいただきました。
ZIP ~Full-Flatは快適な空間
ZIPAIRは、離陸してしばらくすると無料で畿内Wi-Fiサービスが使えるので、備え付けの機内エンターテイメントがなくても、自分のスマートフォンなどでWEB閲覧やSNS投稿ができたりと退屈はしませんし、YouTubeの閲覧も普通にできました。
ただし、他の動画配信サービスなんかは厳しく、特にAmazonプライムの映画なんかは、エリアの問題で再生はうまくできませんでした。
さて、そんなこんなで少しは寝ておこうかと思って、シートをフルフラットにして寝てみましたが、身長177cmの私でも足はつっかえずに寝られました。
※iPadを前面に固定してYouTubeを視聴していました。
ZIPAIRでハワイへのまとめ
総じて、今回のZIPAIRでのハワイ旅行は、なんの問題もなく快適に過ごせました。さすがに日本の国際線LCCといった感じで、高騰する運賃や燃油サーチャージのことを考えると、選択肢としてはかなり高い確率であるのでは無いでしょうか。
ただ、予約してからの変更が一切効かない点は、海外のLCCと比較するとけっこう柔軟性に欠けていて、旅程を組む場合には決め打ちが必要です。
あとは成田発着のみというのが、地方在住者からはかなりキツくなってしまうのもあるので、そこの利便性もいつかは改善してほしいところ・・・といっても運賃のことを考えると贅沢言えませんけどね(笑
-
前の記事
クレジットカード付帯サービスでハワイを快適に
-
次の記事
ピンクピルボックスは西オアフの絶景スポット