人生2度目、そしておそらく最後のANA A380「フライングホヌ」帰国便ファーストクラス搭乗記 in 2025 Vol.2

2025年のANA A380「フライングホヌ」ファーストクラス搭乗記の続きです。前半は下のリンクからご覧ください。
いよいよ搭乗:GATE前で搭乗を待つワクワク感
C9 GATEの大きな窓からは、カワイイ笑顔の「フライングホヌ」のカイくんが駐機している姿が見えます。
今回は、ANA SUITE LOUNGEからの搭乗はできませんでしたが、ゆっくりと寛いだ後に徒歩でC9 GATEまで来て、搭乗開始の時間を待ちました。
その間、外を眺めながら「あの機体で帰るんだ」と実感がじわじわと湧き上がります。
ANA A380 フライングホヌは3機体制
今回のフライトでは、グリーンの機体と笑顔が可愛い「カイくん」ですが、このANA A380には他に2機体が存在します。
- ブルーの機体の「ラニくん」
- グリーンの機体の「カイくん」
- オレンジの機体の「ラーちゃん」

それぞれ乗ってみたいけど、2年前も「カイくん」で、今回は往復ともに「カイくん」(^^;
結果的にまだ「カイくん」しか乗ったことがない!!
機内へ:座席は再度の2A
搭乗時刻になって、お手伝いを必要とする人やお子様連れの方が案内されましたが、実際に機内に入るのは、どうもファーストクラスと上級ステータスの方からのようでした。
C9 GATE前で最後の搭乗券のチェックをして、搭乗を待っている優先の方などの横を通ってエスカレーターで3階に上がり、フライングホヌの2階へ繋がる通路から機内へ。

今回の座席も前回と同じ2A。広々とした個室感のあるシートに腰を下ろした瞬間、「たぶん2度と見る事のないこの景色を忘れないように」としみじみと見渡しました。
目の前には大画面モニター、サイドには収納や電源、そしてアメニティーは前回とは違っていて、プラスチック削減の意味から、「ETTINGER」とのコラボのものに変わっていました。



足を投げ出しても余裕がある広さは、やはりファーストクラスならではです。
離陸後の贅沢:楽しみにしていた機内食
機内食は、前回に続いて今回も和食を選択。
でも実は、日本を出発した時点では洋食を注文していたのを、帰国の直前になってWEBから和食に変更。なんか今回は滞在中からやたら和食が恋しかった(笑
そして運ばれてきた和食はめっちゃ美味しそう。ここが空の上っていうのを忘れるくらいで、大きな窓から見える青い空と雲の海を見るとなんかとてつもなく違和感さえ覚えるほどのミスマッチ?で贅沢な機内食。


まずはアミューズの後、先附と前菜盛りからスタートして、温物/小鉢/椀物/主菜/ご飯とあって、メニューには「お好みで」とあったお椀とお造り(お刺身)は、途中でそのまま出していただけました。



繰り返しになりますが、これが太平洋のはるか上空って事が本当に驚きで、その感動も合いまってとても美味しく頂きました。
最後は丁寧に盛り付けられたデザートで、ハワイの名残惜しさを感じながらの旅の終わりを優雅に締めくくってくれました。


好きな時にいつでも注文できるメニューも
メインの機内食とは別に、自分の好きな時にいつでも注文できるメニューも豊富でした。
例えば・・・
- ANAオリジナル福岡とんこつラーメン
- きつねうどん
- オープンサンドイッチ
- ヴィーガンカレー
- サーモンポケ丼
- 金目鯛のお茶漬け
自分は、CAさんからの提案で、到着の少し前の時間に「ANAオリジナル福岡とんこつラーメン」を頂きました。
他も試してみたかったけど、正直お腹いっぱいになって、それ以上は無理でした(笑

食後:寛ぎのゆったりした時間
メインの機内食の後は、事前に座席に置いてあった機内ウェア(上下)をに着替えようと思って、着替えスペースも兼ねた化粧室へ。
この化粧室は、2階の先端部分に当たる場所にあって、ファーストクラス専用の化粧室/洗面/お手洗いを兼ねています。
このタイプは、フライングホヌA380の520席に対して、2つしかなくて、ファーストクラス8席の前方に2個配置されています。
めちゃ贅沢!!
で、なぜか機内ウェアが2セットあったけど、気にせずサクッと着替えを済ませて、座席に戻りました。


ホテルのベッドのような感覚
座席に戻ってきて、映画でも見ようかと機内エンターテインメント機器を検索していると、前回同様にCAさんから座席をフルフラットのベッドにしてくれるというので、お願いしました。



到着:特別な時間の終わり
日本到着まで後わずかというので、自分の服に着替え直して、座席も元に戻していただきました。
そして成田到着が近づいてきて、「この座席に座ることはもうないのかもなぁ」っていう少しの寂しさと、「2度もこの経験ができた」という感謝の気持ちが入り混じりました。
時間は確かに流れていて、機体は間もなく着陸。
到着後は、CAの皆さんにお礼を言って、忘れ物がないかをチャックして降機しました。
シートベルトサインが点灯してしばらくすると、機窓から日本の風景が見えてきて、着陸態勢に入った瞬間、この贅沢な時間が本当に終わるのだと実感しました。

まとめ
ANA A380「フライングホヌ」のファーストクラスは、ただの移動ではなく、ハワイの旅そのものを特別な思い出に変えてくれる空間だと思います。
今回が人生最後になるかもしれない——そう思うからこそ、1分1秒が特別でした(笑
この日のことは、一生忘れないでしょう。
今回のファーストクラス運賃情報(目安)
今回もマイルを利用してのハワイ往復でしたが、使ったマイルとその他情報は以下の通りです。
- 特典航空券マイル数:往路エコノミー利用/復路ファーストクラス利用で90,000+諸税
有償チケットの場合:同条件で検索すると、往復約115万円 - 搭乗時期:6月下旬
- 搭乗時間:ホノルル〜東京(成田)約7〜8時間
- 使用機材:エアバスA380(フライングホヌ/カイくん)
※2025年6月発券分から、必要マイル数がかなり上がっているので、もうこの条件では搭乗できません(泣
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